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香りのはなし Part 2

新緑の季節、暖かな日差しの中、太陽をまぶしく感じ、

色とりどりの草花の香りが清々しくさわやかな季節になりました。

今回も“香り”をテーマにしたお話をしたいと思います。

 

前回の内容については、こちらからもご覧いただけます。

https://www.core-cosme.co.jp/column/the-story-of-the-scent/

 

 

前回は主に香りを感じる仕組みや香りによる効果等、少し専門的なお話をしましたが、

今回は、私たちの生活にもう少し身近な「香りの付け方・香り方の変化」

といったテーマでお話していきますね。

 

では、ここで簡単に香りの種類についてふれておきましょう。

“香り”は大きく分けると天然香料と合成香料に分類されます。

天然香料には、植物のさまざまな部位から抽出される精油などが挙げられます。

これはご存じの方も多いかもしれませんね。

また、花や果実を水蒸気蒸留法により抽出された芳香蒸留水(=アロマウォーター)等もあります。

また合成香料は、化学的な手段によって人為的に作られたものですが、

その由来は植物原料や石油原料など多岐にわたります。

香水などは調香師や専門家によりこれらを調合し、作られたものになります。

 

今回は、そんな香水を例に色々とみていくことにしましょう。

 

香りは、その人独自のライフスタイルや価値観・美意識を表現することができるもの。

ですから本来は香り選びも使い方も自由です。

日本人は比較的、体臭が少ない人種といわれており、

香水などは少なく付けても残りやすい方かもしれません。

しかしながら、それでも使い方には注意が必要になってきます。

それは、季節や地域に合わせた香りのまとい方があるからと言えるでしょう。

 

例えば、ヨーロッパの気候は比較的カラッと乾いているので、

オリエンタル系の濃厚な香りやバニラ系の甘い香りも案外さらりとつけることができます。

しかし、そのような香水を日本に持ってくると、

また全然違った印象になることはよくあることです。

気温や湿度の影響が大きいようですね。

湿度が高ければ、香りが後に残りがちですが、湿度が低ければ飛びも良くなります。

日本の夏は暑く湿度が高いため、

空気が乾燥している冬に比べると香り立ちが強くなります。

秋冬よりも量を少なめにすると、強過ぎずちょうどよく香ります。

 

日本は四季が美しい国ですが、季節がはっきりしているということは

それぞれに合わせた香り選びも楽しめるということ。

天候や気温などに合わせた香り選びを実践してみるのも良いかもしれませんね。

 

そしてもうひとつ、香水の使い方について注意して頂きたいことがあります。

香水は直接お肌につけて楽しむものですが、

直射日光があたる箇所には付けないようにしましょう。

香水は日光の影響を受けやすいため、香りの種類によっては、

香水が原因でシミになることがありますので注意しましょう。

お洋服に付ける場合も同様に、香水によってはシミになる可能性がありますので、

ジャケットの裏、ズボンやスカートの裾など影響の少ないところに、

ちょっとだけ付けるようにしましょう。

 

香りは色や形がなく目に見えないものなので、

自由に冒険して、なりたい自分の魅力の幅を広げてみてください。

お気に入りの香りを探して、自分の香りを選べたらそれが自分らしさにもなり、

オシャレを楽しむ仕上げになります。

そして香りのマナーも守りながら、楽しく香水ライフを送りましょう。

 

正しい付け方で香水本来の素敵な香りを漂わせ、自分の魅力を最大限に引き出しましょう。

夏に向けて新たな好みの香りに出会えたらいいですね。

香りのお話しはまだまだ続きます。

H.U

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