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ボタニカルとオーガニックとは? Part 2

前回は“ボタニカルコスメ”と“オーガニックコスメ”について

触れた記事を書いてもらいました。

 

皆さん、ご覧になってみていかがでしたか?

 

「ボタニカルコスメがどんなものなのか」、

「オーガニックコスメとはどう違うのか」、

少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

 

さて、今回は「開発者目線からみた“オーガニックコスメ”について

少しお話をさせて頂ければと思います。

 

日々、処方開発をしていると

「やっぱりオーガニックを謳うコスメって人気なんだなぁ」と

思うことが多々あります。

 

弊社にお問い合わせ頂くお客様の中にも、

やはりオーガニック原料やエッセンシャルオイル(精油)の配合を

希望される方が多くいらっしゃいます。

 

そこで、いきなりですがこんなお話を・・・

オーガニックコスメに持つイメージが異なる!?

 

「どうゆうこと?」ってなりますよね。(笑)

 

実は、開発者側からみた“オーガニックコスメ”と、

世間一般からみた“オーガニックコスメ”には異なるイメージがあるということです。

 

一般的に言われている“オーガニックコスメ”のイメージってどんなもの??

 

「植物成分のみでシンプルな化粧品」とか

化学物質が入っていない」    とか

「刺激が少なくお肌にやさしい」   等

 

上記のようなものをイメージすることも多いかもしれませんね。

 

私たちを含め化学をメインに学んだ人からみた“オーガニックコスメ”のイメージってどんなもの??

 

複雑でわかりにくいもの」   とか

不純物が多く含まれている」  とか

「刺激性や安定性は大丈夫だろうか?」等

 

上記のようなイメージを持つことが多いのではないかと思います。

 

 

・・・見比べてみていかがですか?・・・真逆ですね。(笑)

 

同じ“オーガニックコスメ”というワードからイメージするものがこんなに違うのって不思議ですよね。

では、なぜ上記のようなイメージを持つのか?その理由をいくつか書いてみたいと思います。

 

オーガニックコスメ ≠ 危険な化学物質が入っていない化粧品 という考え方

 

科学的には元素や元素が結びついたものを“化学物質”と呼びます。

ですから、自然のものも、人工的に作ったものも全て“化学物質”なのです。

例えば、水(=H2O)ですら、「水素(H)と酸素(O)からできた化学物質」なのですから。

 

それを踏まえ、植物を含め天然のものというのは空気中の気体や、

土壌中のミネラル等さまざまなものを含んでいますよね。

そう考えると、植物成分はさまざまな“化学物質”の複合成分であり、

不純物も多く含まれるため「複雑でわかりにくいもの」という認識が芽生えます。

ですから、化学的に言えば「植物成分 = シンプル」とはならないということになります。

 

合成成分は特定の成分を合成したり、植物等から単離抽出したもの等、

特定の成分しか含まれていないため、

植物成分に比べると含まれる“化学物質”の種類は少ないと言えます。

そういう面では、含まれている成分が明確な分、安全性が高いと考えられます。

 

植物成分は不純物が多いためお肌に合わないことも多い

 

基本的な考え方として、(オーガニックで使用される多くの)植物成分は

成分が複雑であり不純物等も多く含むという特性があります。

そのため、人によっては刺激やアレルギー等、お肌に合わないこともありますので

(もちろん明らかにかぶれやすい成分等は除去されていることは多いですけどね)、

“オーガニックコスメ”に抱くイメージ「お肌にやさしい」というのは必ずしもそうではないと言えるでしょうね。

 

“ナチュラル”も“ケミカル”もどっちの良さも取り入れて、お肌に合うものを選ぼう

 

ここまで書いてきましたが、

決して「“オーガニックコスメ”が良くない」ということを言いたいわけではありません。

ご自身のお肌に合っていれば何の問題もありません。

 

先にも書きましたが、“植物成分はさまざまな化学物質の複合成分”です。

その複雑な成分が含まれているからこそ、

豊かな自然の何か計り知れない可能性を秘めた魅力が“オーガニックコスメ”にはあると思いますし、

それが合成成分の効果を上回る可能性も十分にあり得ることだとも思っています。

 

科学的に説明できる合成成分の安全性と植物成分の可能性を秘めた効果を

上手に組み合わせた化粧品もたくさん作られていますよね。

 

“オーガニック”という言葉にあまり縛られ過ぎず

自分のお肌に合って心地よく使い続けられるコスメをぜひ探してみてくださいね。

研究開発部 H.M.

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